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ミャンマーに初の証券取引所がオープン、6社が上場

ミャンマー初の証券取引所(YSX)が、12月9日にオープンした。

日本の大和総研、東京証券取引所が共同で設立したYSXは、Sule Pagoda RdとMerchant Rdの角(以前のAyawady銀行本店跡地)に設置され、開所式には財務省副大臣Dr.Mg Mg Theinをはじめ、日本側からも大和、東証の幹部が駆けつけた。

今回上場した企業は、「First Myanmar Investment(FMI)」,「Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited (MTSH)」,「ミャンマー農業経済株式公社(MAPCO)」,「ファースト民間銀行(First Private Bank)」,「Great Horkha」など6社。

株式の売買は来年(2016年)の2月か3月ごろから開始し、この期間の数カ月はYSXの準備と今後の上場予定企業の意思表示を待つことに充てられるそうだ。

ミャンマー初の株式市場の登場で、資金が必要な企業らが株式で資金集めが可能になり、投資や貯蓄を行う国民も、不動産やドル投資に代わって、株式購入で新たなる投資機会が開けたと、銀行関係者は語った。

今回の証券取引所を長期的な継続と成功へ導くためには、株式売買や取引方法、購入のタイミングなどのルールや注意点を、国民が熟知するように啓蒙してしていくべきだ。そして、上場企業数の増加のためにも努力すべきだと、Myanmar Payment Unionの責任者はコメントを寄せた。現在は6社の上場だが、数が増えてきたら株式取引に関心を持つ方も増えていくだろうと語った。

今後の課題は、上場基準に合う企業が取引所に参加できるように奨励し、上場企業の株式販売カウンターOTC(Over the Counter)を開設して行く予定だと、財務省の副大臣は展望を述べた。

今回の取引所で株式売買を行う証券会社(Securities)10社のうちのひとつであるKanbawza(KBZ)がライセンスをすでに取得しているが、残りの9社についても順次交付していくという。

ヤンゴン証券取引所の資本金は32億Ks(約3億3千万円)だが、うち大和総研が30.5%、ミャンマー経済銀行が51%、東証が18.6%の保有比率となっている。

ちなみに、今回上場をした6社の経歴は以下の通りだ。

Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited(MTSH)

日緬両国が運営しているThilawa特別経済特区の開発で、ミャンマー側が投資権を獲得した運営会社である。2013年にローカルのFMI、Shwe Naing Ngan東アジア開発、MAPCO、MEICO、ミャンマー砂糖開発、ミャンマー技術&投資公社、国民開発グループ、新首都開発会社、などの株式企業9社の共同で構成されている。Thilawa特別経済特区を設立時に、特区内のResidence & Commercialエリアに対して直接投資権を掌握している企業でもある。

株発行数は300万株で、設立した9社が45%を保有。残りの55%を民間に株式発行しており、設立資本金は39億Ks(約4億円)である。

Myanmar Citizen Bank(MCB)

1992年に設立された。貯畜融資、外貨振替、国際銀行間取引、カードなどの金融サービスを行っている。

銀行の株式55%を政府の経済・貿易省が保有し、残りの45%を民間に発行する。

First Private Bank Limited

1991年に創業した株式銀行で、貯蓄融資業務の他に外貨業務と国際銀行間業務などを行っている。前財政年度に管区と州にエージェントを設立し、現在モバイルバンキングサービスを開始した。株主は約7千人。

Myanmar Agribusiness Public Corporation(MAPO)

ミャンマー農業経済株式公社(MAPCO)は2012年に設立され、ミャンマー米穀物協会会長と中央委員メンバーら73人の株主がいる。

MAPCOは米穀物分野の発展のために、最新の技術と機械の導入を進めており、地域密着型農業経済関連サービス部局(Agribusiness Service Center)に投資したほか、Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited の設立企業9社の中の1社でもある。

Great Horkhan Public Company

2012年末に設立されたMuseの建設会社のひとつである。

水力発電所などの建設を含めた建設業全般を手掛け、政府系オフィスの建設、プロジェクトエリア内で民間部門との官公直接契約と間接契約を行う。また、海外の提携先と共同事業展開も行っており、1万8千株を発行している。

First Myanmar Investment (FMI)Company

1992-1993に、現会長U Thein Waiが設立した。

国内で住宅建設プロジェクト、運送、民間ヘルス事業などを中心に行い、Yoma銀行、ヤンゴンのFMI住宅、FMIセンター、PunHlaingゴルフ場、PunHlaing病院などの経営も行っている。

2014-2015財政年度から、他企業への投資を減らし、ファイナンスサービス、住宅建設、健康保険業務などにシフトしているという。

現在、株主は6,500人以上おり、2014-2015財政年度の総売り上げは33億Ks(約3億4千万円)と発表している。

(記事: The VOICE 翻訳: YangonPress)

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