◎保存版 日系不動産企業が明かすミャンマー住宅探しの肝 | ヤンゴンプレス(Yangon Press)| 日本とミャンマーをつなぐ情報誌 ミャンマーのニュースを日本にお届け

◎保存版 日系不動産企業が明かすミャンマー住宅探しの肝

総選挙などへの期待から、ミャンマーへ進出する日系企業や駐在員が増加した2015年。今年はますます増えるとの予測がされている。そこで、日本人が賃貸住宅を借りる場合にはどのような点に注意して進めればよいのか。失敗や後悔をしないために、実積のある日系不動産企業にアドバイスを頂いた。

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一、物件探しの準備

・手付金を用意する

人気の物件はすぐに決まってしまいます。手付金を払わないと確実な仮押さえは難しいので、手付金を用意しておくことが理想です。また、通常仮押さえから契約までの期間1ヶ月以内が目安となります。

・物件に関する希望条件を整理し、優先順位を付けておく

日本食レストランが多数あるエリアを重視する。スーパーまで徒歩10分以内が良い。ジェネレータ付きが必須など、不動産会社にこれだけはお願いしたい条件を優先順位を付けて予め整理しておく。

 

 

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エリア・時間帯によっては家の前が市場に早変わり

 

 

二、内覧の注意点

・排水の状態を確認。

※特に洗濯機の排水ホースやキッチンのシンクの排水は入居後トラブルが発生しやすい

・停電対策の有無を確認。

・日当たりの良し悪しを確認。特に乾期の3~4月は日中の陽ざしは強いので、日当たりが良すぎる部屋は注意が必要。

・コンセントの設置個所が不便な場所にあったり、無いことも多いので、自分の生活と照らして増設が可能かどうかを確認。

・オーナーと確認をする。
※内覧時に自ら対応してくれるオーナーさんは、契約後のトラブルが少ない

・水質やシャワーの水圧などは実際に水を出して確認する。

・物件周囲の環境(雨季に冠水するか?近くに建築工事等ないか?)などを確認。

・家具付きの場合は入居時に家主側が買い揃える場合もあるので、何が装備されているかの事前確認が必要。

・気づいた事、気になる事は遠慮なくその都度聞く。

・ミャンマーは物件ごとに設置されている物が異なる。その為、申込み時に何が含まれるかを確認する必要がある。

・ウォーターサーバー利用の場合は、物件出入口にいるセキュリティに頼めば購入可能かどうかについても確認する。

 

 

 

三、契約について

・中途解約時の賃料返金の有無、更新通知の時期、更新時の賃料値上げの有無の確認。

・敷金がある場合はいつどのように返金されるかを確認。

・契約の際、日本側の承認が必要となる場合がある為、日本側に契約上必要な手続きを事前に確認しておいた方が良い。

・長期の契約をすると賃料割引の適用を受けられる場合がある。

・一度に2部屋以上の契約を行うと賃料割引の適用を受けられる場合がある。

・契約更新時の家賃について、契約書に明記してあるかどうかを確認しておく。

・入居時の状況(破損や傷等)を写真に記録しておく。

・申込金を支払うまでは、部屋の確保にはならない為、他に条件の良い客がいると、そちらに貸す可能性がある。早めに支払いを済ませたほうがよい。

・入居後必ずといっていいほど故障がある。その為、どこまで・いつまで対応してくれるのかを確認しておく。

 

 

 

四、更新・退去時

・賃料の値上げまたは値下げの有無。

・更新にあたっての条件の確認。(設備の経年劣化などによる交換の可否)

・退去日は、三者(入居者、家主、仲介業者など)立会いのもと、破損箇所や、汚れ等をみてもらうほうがよい。

・契約の更新もしくは退去の通告について、契約終了日前のいつまでに行うのか契約書に明記されているかどうかを確認する。

・敷金の扱いについて(敷金が必要な物件)契約書に明記されているか確認する。

・契約更新の際の、不動産会社への手数料などを確認しておく。更新時は家賃金額、現在の契約内容との相違がないかを確認する。

 

 

ヤンゴン初心者向け生活情報

①日常的に停電する

頻度はエリアによって異なりますが、週に1~2回、短いもので30分~1時間程度、長いもので2~3時間停電します。また現在急速なインフラ改善整備が街の至るところで行われているため、土日に長時間の停電が実施されることもあります。

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②水道の水が時々止まる

ミャンマーは貯水するタンク式が一般的ですが断水時に水のタンクが空になると水道の水が出なくなってしまいます。これは、部屋のグレードによって状況は異なりますが、良い物件でも断水は起こりますのであらかじめ承知しておくべきです。

③不安定な電圧

日本と違い電圧は220Vです。しかも電圧は常に不安定。物件によっては電圧を安定的に保つボルテージレギュレーターを設置している物件もあります。また停電から復旧する際に、一時的に220V以上の電圧になることがあるため、パソコンや携帯電話の充電など、24時間差しっぱなしにしないよう注意してください。

④ゴミの分別が無い

現在ゴミの分別に関しては、一部サービスアパートメントなどを除きありません。ゴミは建物ごとにゴミ置き場が設置されているものと、公共道路に何メートルかおきに設置されているYCDC(ヤンゴン市都市開発委員会)のごみ捨て場に持ち込む方法があります。

⑤インターネットについて

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インターネットは速度が安定しておらず、時間帯や場所にも左右されます。入居後即ネットを利用したい場合には、携帯電話のSIMで受信した3G電波をテザリングして使用するなどの工夫が必要となるケースもあります。主要なプロバイダーとしてはRed Link、Forutune、Elite, MYANMAR NETなどがあります。光回線は設置まで2週間~1ヶ月ほどかかります。

⑥ジェネレータ(自家発電機)について

コンドミニアムに付いているジェネレータの多くは、エレベータのみを稼動させるためのものです。電気のバックアップが可能な物件は限られており、家賃も高めとなります。対応していない物件は比較的手ごろな物が多いです。もし、対応できない物件でも数時間利用できる、バッテリー式インバーターを設置することも可能です。

⑦家賃の支払いについて

ヤンゴンでは基本的に1年間分前払いの慣習となっており、家主側は現金による支払いを希望することが大半です。勤務先の事情などで現金による支払いが難しい場合には、事前に相談すべきでしょう。

⑧入居中のトラブル解決について

コンドミニアムにおいて室内設備の故障や不具合などのトラブルが発生した際には、速やかに仲介会社からオーナーに対応の依頼をしてもらうべきでしょう。

 

退去時の補修費請求を最小限にするための心がけ

物件の退去日には、家主側による部屋のダメージ(損傷、欠損、汚れ等)のチェックが行われ、該当する場合には、補修費・クリーニング費が請求されます。何がダメージとみなされるかは家主の判断となり、各物件の査定の基準が異なります。補修費支払いを最小限に抑えたい場合は、部屋の扱いにそれなりの心がけと注意が必要となります。

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~修繕費に関するあれこれ~

付帯備品の故障・破損が入居者の過失によるものである場合、修繕費は入居者の負担となります。ただし、自然発生的故障・寿命切れについては、入居者が修繕費を負担する義務はありません。入居直後に故障や不具合などを見つけた場合は、ご利用のないものであったとしても、家主側にその旨を報告しておくと、退去時の不要なトラブルを未然に防止することができます。

 

よくある家主側からのダメージ請求に関して

①床:家具の移動時などは、引きずると傷が付いてしまったりするので注意ください。

②壁:壁に釘や画びょうを打つと、退去時に補修費を請求される場合があります。また入居時には無く、雨季に雨漏れなどによりできてしまった壁の汚れは家主側にその旨を報告しておきましょう。

③家具、サイドボードなど:賃貸時からある家具にも注意しましょう。木のテーブルなどに熱い鍋や皿をそのままのせると木が変色、変形する可能性があります。

④電気コンロ:電気コンロの場合、鍋やフライパンの底をよく拭いてから乗せないと、コンロ上部が痛みやすくなります。また錆の発生を防ぐために、こぼれた油などは拭き取るとよいでしょう。

⑤布地:小さいなお子様連れの家庭ですと、ソファーやダイニングチェアの布に落書きをしてしまい、必要以上に汚してしまいがちです。これを予防するために、ソファーにカバーをかけるなど工夫されることを勧めます。

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情報提供:H&Y Inc, ISHIKAWA, MRS, Leopalace 21

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