【保存版】ミャンマーの象徴『SHWEDAGON PAGODA』の全貌 | ヤンゴンプレス(Yangon Press)| 日本とミャンマーをつなぐ情報誌 ミャンマーのニュースを日本にお届け

【保存版】ミャンマーの象徴『SHWEDAGON PAGODA』の全貌

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今回はミャンマーの象徴的存在であるSHWEDAGON PAGODA(以下、シュエダゴン・パゴダ)について以下の視点でお届けしていく。ミャンマー在住邦人の方も旅行に訪れる予定の方も、この尊いパゴダの歴史に触れて理解を深めて頂き、ミャンマーの国柄を知るヒントにして頂ければ幸いである。
 

目次

1ページ目: シュエダゴン・パゴダの歴史

起源・歴代王朝からの敬愛・近代のシュエダゴン・パゴダ

2ページ目: 運営委員会責任者への独占インタビュー

パゴダ訪問に適した季節・異教徒の来訪についてのご意見・ミャンマー人にとって『シュエダゴン・パゴダ』とは?

3ページ目: シュエダゴン・パゴダ観光情報

基本情報・シュエダゴン・パゴダ敷地内の遺物が持つ意味
 

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シュエダゴン・パゴダの歴史

起源

歴史家や考古学者は、シュエダゴン・パゴダが6~10数世紀の間に建てられたと主張する。しかし、この聖院は世界最古の仏塔造り建築で、約2,600年前に建設されたという伝説も根強く残る。

伝説によると、TaphussaとBhallikaという商人の兄弟がインドに商売へ出た際に、ある菩提樹をみつける。そこにいた樹神に促され、修行している釈迦に近づき、米菓子のお供えをした。

兄弟は釈迦の代わりに崇拝するものを求めると、悟りを開いて仏陀となった釈迦は聖髪8本を譲り渡した。兄弟はビルマに帰り、当時のオカラッパ王へ聖髪を渡した。王は神様の助けを借りて、仏陀の遺品が安置されていたSinguttara丘(シングッタヤ)を発見すると、丘の中央に約370mの穴を掘り、聖髪を黄金の棺に納めた。これがこの黄金の寺院の起源だといわれている。

 

 

歴代王朝からの敬愛

全12代にわたるオカラッパ王朝に愛されたシュエダゴン・パゴダは、モン族の支配下になりダゴンとして地名が変わっても尊厳をもって扱われていたという。その証として、モン王朝のShin Saw Pu王女もこの丘をこよなく愛し、様々な善行をしている。パゴダ西側に町を造り、そこへ移住した王女は、毎日西門の階段から上がって僧侶たちにお供えをしたり、掃除や修行を続けたという。

またパゴダの雑務のために専門の使役人500人を提供し、約40㎏の金(女王の体重と同じ)を寄贈し、丘とその聖地を広く配下に置いたという。ちなみに彼女が最期を迎える前にベッドをパゴダが見えるところまで移動させ、この聖院に向かい手を合わせながら息を引き取ったという逸話が残る。現在もミニゴン僧院の近くにはShin Saw Pu王女の墓がある。

ピュー王朝時代にはThayekhittayaからDotta Baung王が聖髪を奪いにきたが、地震や雷に見舞われ、逆に持っている限りの財宝を置き去りにして退散した。またバガン王朝時代にもA Naw Ya Htar王が聖髪を奪いに来たが、同様に自然災害に見舞われ、持参した宝石類を置いてバガンに帰らざるを得なかったという説話が語り継がれている。

敵国の脅威から人々を守るほどの強い力を持ったこの聖髪。歴代の王たちはその威力に魅せられて、是が非でも手に入れたいと熱望したのだろう。

 

 

近代のシュエダゴン・パゴダ

17世紀に入るとポルトガルの探検家が、シュエダゴン・パゴダを略奪。パゴダに寄贈されていた30トン近い鐘を大砲の材料にするために運び出そうとした。しかし、川を渡る途中で鐘が落下。その重さから回収することができなかった。この逸話はイギリス軍の話としても伝わっている。19世紀の英国上陸の際には、ここは要塞として利用するために占領された歴史も持つ。

イギリス統治時代の1824年、英軍が宝石を略奪するためにパゴダのほぼ全面を破壊した。この行為は1852年に宗教建物破壊禁止令が出されるまで続けられた。

1871年にパゴダ頭部にあるティードー(ティー=傘、ドー=敬称)を取り替える式典が執り行われた。ティードーは文字通り、国民が王の”傘下”にあると意味する場合があるため、式典は非常に重要視されていた。英軍は政治目的で人が集まることを禁止していたが、10万人以上の崇拝者が参加した。

 

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パゴダ頭部には今でもティードーが

 

1920年の学生デモやアウンサン将軍が独立運動を始める際にはパゴダで決起集会を開き、誓いを立てていたという。

1945年11月18日の全国総合会議はこのパゴダで行われた。その席上、アウンサン将軍は「ミャンマーの歴史、ヤンゴンの歴史を語るならシュエダゴン・パゴダは欠かせない存在である。2500年前に建立されたこのパゴダは、先祖代々の精神が集まり、その心で成り立っている」という有名なスピーチをした。

 

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アウンサン将軍

 

まとめ:2,600年前に釈迦の聖髪を安置したことが、シュエダゴン・パゴダの始まりだと言われる。整髪を納めたシュエダゴン・パゴダは歴代王朝から敬愛され、略奪しようとする者もいた。近代においても、狙われ続けたシュエダゴンパゴダ。アウンサン将軍が語ったようにミャンマーを語るうえで欠かせない存在である。

 

 

2ページ目: 運営委員会責任者への独占インタビュー↓
 

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