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Vol.9 ミスコン・ミャンマー代表となった美容サロンオーナー”Aye Kyi Pyar”

ミスコン・ミャンマー代表になった美容サロンオーナー
天性の素養と並外れた努力でつかんだサクセスストーリー

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今回のVIP Aye Kyi Pyar  エー・チー・ピャーさん
Miss Cosmopolitan World ミャンマー代表・モデル・美容サロン経営者

スーチーさんに似た聡明で美しい方だった。
19歳で自力で美容サロンを立ち上げ、今や著名人やセレブご用達の有名店にした。
今年はミスコンの代表にも選ばれ、モデルとサロン経営に忙殺されるが、写真家としても腕を磨き、美意識を高めていくという。

高級住宅地に19歳でサロン開業 著名人、セレブが通う有名店に

ヤンゴン西部、ライン川にかかるバイナウン橋を渡ってすぐ右手に、ミャンマーの富裕層が住むFMI高級住宅が広がっている。

西側に隣接するラインターヤ工業団地とは異質の雰囲気が漂う住宅地だが、今回お招きしたエーさんは、ゲートを入ってすぐのメイン通りで、ビューティーサロンを開いていた。

「7年前の19歳の時にオープンしました。小さいころから美容とかメイクが好きで、念願のお店を持てたときは本当に嬉しかったですね」
 
そうは言っても、ここはミャンマー有数の高級住宅地だ。弊紙の対談にも出ていただいた大女優のエインドラ・ボーさんなどの有名芸能人やお金持ちが邸宅を構える地でもある。

そのため、失礼ながら「お母さんの代からの店を引き継いだのですか?」と質問したら、「いえ、私が自分で開業させました」と、知的な表情がさらに引き締まり、背筋がピンと伸びた。
 
ヤンゴンの下町ならいざ知らず、こうした場所に19歳の若さで美容サロンを開業したこと事体にも驚いたが、たった7年で20人近くのスタッフを抱えるようになり、著名人の顧客が引きを切らない繁盛店にした努力は、並大抵の根性でできることではない。

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(若いスタッフたちに囲まれて)

「7年間店を切り盛りしてきました。もちろん開業当初は苦労しましたよ。はじめの2年間ぐらいはマネージャーもスタッフも置くことができず、オーナーの私がすべて一人でやっていました。

当時のお客様はこの住宅地の周りのおじいちゃん、おばあちゃんばかりでしたから何とかやれましたが(笑)。

本当は、若い方のヘアカット、カラーリングなどをすれば、高い料金をいただけるのですが、あえてお年寄りの方を優先したのです。一人3,000Ksぐらいでしたね。

でもそのうち常連さんが増え、そうした方々が口コミでお客様を紹介してくれるようになったのです。ですから今は女優さんや歌手などのほかに、セレブの方々にもごひいきにしていただいています」
 
技術の基本はキャリアを持つ叔母に習ったという。いわば最初は独学に近かった。

だからまず年配の方々をヘアモデルにして技術を磨いたのではないかと、当方は勝手に推察した。

しかし、しばらくしてから、シンガポール、バンコク、香港などへ年に2回ほど行き、技術のスキルアップにも励むようになった。

これで自信が付き、技術も向上した。流行のヘアスタイルにも対応できるようになった。メイクの技術も洗練されてきた。
 
「メイクに使うコスメティックは日本の商品が一番いいと思いました。良質なブランドが揃っているし、どの製品も質的にはトップレベルにありますので、とても気に入っています」

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(お母さんはよき相談相手で支援者だ)

17歳でモデルとしてデビュー ミスコンを総なめにして代表へ

話は冒頭からいきなり彼女のサクセス・ストーリーになってしまったが、エーさんは17歳だった2007年に「Mr. Bryan」というファションブランドのショーに抜擢され、50人のモデルの中でベスト5の評価を受けた。

身長が170㎝を超え、プロのメイクを施すと、ご覧の写真のように個性的な雰囲気になるため、モデルとしての素養も十分だった。

当然仕事が舞い込むようになり、その後、美容サロンの経営の傍ら2足のわらじを履くようになったという。

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(この雰囲気はさすがプロの貫禄だろう) Photo by Fred Photography

大小のミスコンへの出場も増えた。ちなみに昨年は「Best Cat Walk Award」を獲得し、今年は「Miss Charity Queen」に輝いた。

そして6月にはついに「MissCosmopolitan World」ミャンマー代表にも選出され、国際的な檜舞台に立つチャンスを得た。
 
「このミスコンのことはデザイナーのSu Su Khaingさんからお聞きし、エントリーを勧められました。
 
同時期にMiss Grand やMiss Tourismなどのコンテストもありましたが、Style Plus HのPhyo Paing Oo さんや、毎年ミスコンのミャンマー代表を送り出している美のクリエーターであるHla Nu Htun さんらの審査員が強力に推薦してくれたので代表に選ばれました。だからどうしても頑張らないといけません」

 
「Miss Cosmopolitan World」は我々日本人にはなじみが薄いが、2014年にマレーシアで産声を上げた。今年で2回目になる新しいミスコンだが、昨年、ミャンマー代表のMay Nandar Kyaw さんが艶やかなロンジー衣装で「National Costume 賞」を獲得した。
 
今年は9月12日にマレーシアのクアラルンプールとペナン島で30か国の代表が集結して本大会が行われたが、エーさんは惜しくも優勝は逃した。

 

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(時には水着のモデルも)Photo by Fred Photography

 
 

次ページ”その面影はあの人に例えられることも”

 

 

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